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船禅頂ふなぜんじょうについて

船禅頂とは,中禅寺湖岸ちゅうぜんじこがん霊場れいじょうを船で巡拝じゅんぱいする1200年前からつづいている儀式ぎしきで,毎年8月4日に行われています。これは日光を開山した勝道上人しょうどうしょうにんが,弟子でし道珍どうちんとともに霊場をめぐり,祈念きねんしたことから始まった行事です。

船禅頂体験記たいけんき(平成18年8月4日)

1 石護摩壇
「船禅頂」はまず,中禅寺境内けいだい石護摩壇いしごまだんお供そなえをして,おきょうとなえることから始まりました。おごそかな空気の中,勝道上人しょうどうしょうにんゆかりの霊場巡拝に参加さんかしました。


2 読経のようす

3 八丁出島
供養船くようせんに乗って,湖上へ出ました。湘南しょうなん寺ヶ崎てらがさき八丁出島はっちょうでじま)「薬師やくし堂跡どうあと」で,読経どきょうが行われました。わたしも船上から手を合わせました。


4 供養船で移動

5 上野島
南岸松崎なんがんまつざき五大尊ごだいそんをおまつりした「日輪寺跡にちりんじあと」をめぐったのち,上野こうづけ島の「日光開山勝道上人墳墓ふんぼ」をおがみました。男体山とのコントラストが美しく,感動的かんどうてきでした。


6 墳墓供養

7 千手ヶ浜
大日崎だいにちざき」を遠くから拝んだのち,供養船は千手ヶ浜せんじゅがはまに着きました。歩いて向かった「千手堂跡」では,参加者全員が自然しぜんと手を合わせました。


8 千手堂跡

9 二荒山神社中宮祠
昼食を船内でとったのち,二荒ふたら山神社中宮祠さんじんじゃちゅうぐうしを船から拝みました。歌ヶ浜うたがはまもどったのち,立木観たちきかん音像のんぞうの前で読経して終了しゅうりょうしました。もし機会きかいがあれば参加体験してみてください。
10 中禅寺本堂